家ヲ出ル

ここ一週間ぐらい、マルコが泊まらなくなった。
”うず”が来たせいかもしれない。でも、うずは決して吼えたり追い払ったりしないし、マルコも怒ったり威嚇したりしない。
昨日なんて、夕方”うず”の散歩に出ると、マルコが寄ってきて自分の縄張りいっぱいまでついて来た。そしてもっと行きたそうな顔して見送ってくれた。想像していたよりずーと仲良しだ。
でも、マルコは出て行く。夜も、5時頃ゴハンを食べ、まず私たちの寝室で爆睡する。
10時を過ぎた頃、起きてきて出してくれ、と鳴く。何をしてもダメ。出して貰えるまで鳴き続ける。昨夜なんて11時過ぎまで寝ていたのに・・・。
根負けしてドアを開けると、隙間を縫って矢のように飛び出していく。寒くても、暗くても、雨が降っていても・・・。
そんなマルコを見ていると、思い出してしまうものがあるんだ。
私たちの学生時代、学生運動が最盛期だった時の駒場祭のポスター。
当時流行っていた仁侠映画を模して、背中の彫物を見せたやくざが大きく描かれ、
コピーに「とめてくれるな、おっかさん・・・」。天下の駒場祭だからね。すごく話題になったよね。
あの頃、いったい何人のおかあさんが出ていく子供の背中を見送ったんだろう。
超エリートの道から、暗くて寒くて何も見えない外に出て行く子供をね。
親って、悲しいよね、なんとなく。

門を出ていくマルコ
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踊り場まで行って、振り返る
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振り返って、それからどこかへ姿をかくしてしまう。
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今夜も出て行ったよ。どこで寝るんだろう。
by luna-uzzu | 2006-12-03 21:49 | 犬・カメ・猫
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